2019年06月30日

ペンギンタロットの占い方

ペンギンタロットを使用した、占い方のページ。
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占い方☆過去・現在・未来を表わす3枚のカード 

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占い方☆ギリシャ十字法

円占い☆ 周辺に対する感覚が鍛錬されます。入門編としてもお試しください。
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1. 質問者(自身本人の可能性、体質、姿勢)、
2. 金運(金銭、所有物、収入、損失)、
3. 知恵(知性、旅、通信、コミュニケーション)、
4. 家庭(家庭、愛情 、住居)、
5. 恋愛(娯楽、恋愛、芸術)、
6. 仕事(仕事、健康)、
7. 結婚(結婚、パートナー)、
8. 誕生と死(死、遺産、セックス、誕生)、
9. 精神(旅行、思想)、
10. 地位(職業、社会的地位)、
11. 仲間(友達、グループ)、
12. 障害(障害、秘密)、
13. 最終予想
(表示されたカードを集約した上での結末)

占い方☆ケルト法

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携帯からペン銀舎のタロット占い方など、手軽に検索できます。
ペンギンタロットはAmazon販売中

http://pentacle.jp/?pid=108373164

「ペンギンタロット」履歴紹介。
眺めているだけで楽しいサイトなので、是非興味のある方は是非。
「カードの履歴」 
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「改革された哲学」Mylius 'Philosophia Reformata' 1622年

Mylius 'Philosophia Reformata' 1622年
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Emblem1 Emblem 1.


2つの山の間にある深い谷では、ムーンチャイルドを看護している太陽が乳房を与えている。太陽の体は地球の大地に包まれ、湖の水を集めている山間に立つ。 左端の山の上には燃えさかる火の中にはサンショウウオが吠えて、右端の丘の上には鳥の巣があり、鳥が座っている間にもう一羽は 空へ飛び立とうとしている。これら自然界にある四要素 「火」「水」「地」「空気」に囲まれて、ガイアは姿を現そうとしていた。

Emblem2 Emblem 2.
4つのシンボルの上に大地母神がバランスを保っている。
左から右へと、地、水、空気、火とならんで、四要素の女神の頭上にはフラスコが燃えていた。
各シンボルを示すフラスコ内部には、自然界とも化学反応をして姿をみせている。
大地に種をまく人、水は種子発芽させる、空へ翼を広げたて気をはく鳥、百獣の王ライオンの頭は火を示している。
水の女神は左手を地球の大地指差して、「化学との結婚」の始まりを意味している様子だ。 

Emblem3 Emblem 3.
晴れやかな光の数字の上には、太陽と月は背中合わせに座っている。 太陽に向かって右手で図を保持する二重のフラスコがある。上部にはセプターとなる王が在任中して、下部には黒い鳥(カラス)がいる 。月に向かって女性が左手に保有してるフラスコには、最上位圏のものが含まれる。白い白鳥のに対して、下位には孔雀が羽をひろげている。
これら太陽と月に見守られた四つの要因は 三つの光を求める神獣とともに、七つの世界を形成している。左にはえた木の切り株の再生には、新しい葉をいくつしか見せて、右には完全に成熟した大樹へと育っている。

Emblem10 Emblem23Derolatyrannyoftheexternalfire Derolabirdsfly179

【Emblem28までつづく】http://koinu2005.seesaa.net/article/73127205.html

「改革された哲学」はEmblem28まで展開されて、叡智のシンボリズムによって視覚的にも導かれて理解をうながすものである。これらの図版には「3」「7」「9」といった奇数の数には、自然界を示すものだと推移させるバリエーションが反芻して描かれている。
ラッキーな数というより自然数ととらえると、Philosophia Reformataの図版の物語のナゾは解けてくるようだ。ペンギンタロットの次はEmblem図版 28枚の解析と翻案にとりくみたいと思う。 「改革されたペンギン哲学」ということになるのか。

師匠の種村季弘さんは「改革された哲学」の図版を紹介されただけで、それ以上は何もされていないうちに他界してしまった。近代化されない異端や香具師の世界を神秘からは程遠い地平より、とことん愉しんでおられた笑顔が忘れられないなぁ。

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2019年06月29日

ペンギンタロット」の世界へ・・・

◆タロットカードは不可思議なシンボルが描かれて、これらキーワードを繋ぎ合わせることでタロットは世界の側面を照らし出すとことができる。漠然とした無意識の断片が、元型のイメージとしてのカードによって具現化され、その人固有の無意識の形を喚起させる。
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◆非合理的なシンボルやイメージこそが、無意識の世界を解く鍵。 
◆無意識の領域に存在して無意識に人を動かす全人類に共通する心理パターン。このパターンが自然界にもあったことを符合させた図形こそタロット。 無意識の中にあるものを喚起させ、導き出されたキー  ワードを解釈することでその人だけに当てはまるパターンがある。
◆“シンクロニシティ(共時性)”という無意識の領域にあるものと現実の世界に起こることには一種のアナロジーが存在し、人が偶然として片付ける出来事も、すべては無意識の中にある原因により必然的に起きている。
◆自分の無意識を知ることで、これから自分の身に起こることや、未来に起こる出来事を予測することができる。
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◆タロットは普遍な無意識を発掘する道具であり、その無意識を意識化する手段として、占い師が相談者の未来を予測する際に行うカード解釈は、まさしく医師が患者に質問を出して、その内容から医学的に解釈し、患者の精神状態を推測しながらカウセリングを行う心理学の手法そのものです。
◆大アルカナ22枚組・解説書付   
◇Amazonにて「ペンギンタロット」を限定販売中。シリアルナンバー入り。
800部のみ再販予定なし残り100部弱となりました。
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「ペンギンタロット」の世界へ・・・」  http://koinu.cside.com/
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ペンギンタロットの原画
兆しを理解して現実なるものを深くたのしく感知する訓練カードです。タロットを機能させるには慣れ親しむことからはじまります。まだ目には見えていない物事や潜在的な事柄を導き出す道具でもあります。 各アイコンをクリックすると、21のカードが観れます。
http://zerogahou.cocolog-nifty.com/photos/peintora22/index.html

【ペンギンタロット解説】人間の精神は神的なものである。しかしそれは物理的な身体に幽閉されており、かれはその神性に気づかない(愚者)。
http://koinu.cside.com/NewFiles/penguintora.html
この解説ページは2019年7月で解約されます。
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ペンギンタロット紹介『カードの履暦』より 

ペンギン好きのクリエーターのユニット、ペン銀舎が制作した楽しいペンギンのタロット。
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 明るく元気で、かわいいタロットですが、1972年(昭和47年)タロットの黎明期に多大な貢献と影響を与えた「錬金術ータロットと愚者の旅」や「薔薇十字の魔法」を著したドイツ文学者の種村季弘氏の教えを受けた、タロットの本質的な意味を理解するスタッフが制作しており、付属しているオリジナルの日本語解説紙も価値のある内容となっている。パッケージに各シリアルナンバーが記載された800部の限定版。
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『カードの履暦』より http://www.phgenki.jp/item/1607/

ペンギンタロット 22枚 サイズ〔130×65〕オリジナル日本語解説紙付き。
[日本・ペン銀舎製]
https://uranai.life-hacker.net/penguin/
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2019年06月28日

動物の小アルカナ???

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これは「うんすんかるた」に近い珍しいカードですね。
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2019年06月27日

天上の純粋な火にふたたび帰一せしめること

「火も噴くが、同時に地震を起こし、農地に灰をまきちらして、都市や農村に壊滅的な打撃を与える火山活動は、人間生活にとってなるほどありがたいものではないかもしれない。しかしかりそめに安定した生活を破壊すると見えて、じつは高度の精神活動に向かって生活を変形するかけがえのない機会もまた、火山爆発は与えてくれる。古代地中海の人びとは二つの火を知っていた。ひとつは地下=冥府に閉じ込められた火であり、もうひとつは天上に燃える火である太陽だった。そもそもひとつの火=光であったものが二つに分割されて、一方は天上にのこり、一方は地中に閉じ込められ物質に囚われている。その地中の(汚された)火を物質の闇から解放して、天上の純粋な火にふたたび帰一せしめること。それが鍛冶師・錬金術師の究極の目的である。火山活動は自然界におけるそのモデルであった。」
種村季弘「みにくい神の話」(「CEL」 Vol.16 1991年 大阪ガスエネルギー・文化研究所)より

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2019年06月26日

「ブッダのことば」スッタニパータ(抄) 中村元 訳(岩波文庫)

『スッタニパータ』は「蛇の章」からはじまり、「蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである」で終わる章句が17並んでいる。


「蛇」−この聖典の最初に蛇のことばかり出てくるので、日本人は異様な感じを受けるであろう。しかしインドないし南アジアでは、どこへいっても蛇が多い。従ってインド人にはむしろ親しく感ぜられるのである。こういう風土的背景があるために、仏像やヒンドゥー教の神像には、光背が五頭とか七頭とかの蛇になっている場合が少なくない。蛇が霊力を以って神々を、また人々を護ってくれるのである。仏伝にも竜(つまり蛇)がしばしば登場する。

[中村元『ブッダのことば(スッタニパータ)』の註]より


「蛇が脱皮して旧い皮を」−−−この表現はウパニシャッド及び叙事詩に用いられているようだ。


「蛇の章」の冒頭に収録された章句は次のように並んでいる。


1 蛇の毒が(身体のすみずみに)ひろがるのを薬で制するように、怒りが起こったのを制する修行者(比丘:びく)は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


2 池に生える蓮華を、水にもぐって折り取るように、すっかり愛欲を断ってしまった修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。 ──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


3 奔り流れる妄執の水流を涸らし尽して余すことのない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


4 激流が弱々しい葦の橋を壊すように、すっかり驕慢を減し尽くした修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


5 無花果(いちじく)の樹の林の中に花を探し求めて得られないように、諸々の生存状態のうちに堅固なものを見いださない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


6 内に怒ることなく、世の栄枯盛衰を超越した修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。 ──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


7 想念を焼き尽くして余すことなく、心の内がよく整えられた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


8 走っても疾(はや)過ぎることなく、また遅れることもなく、すべてこの妄想をのり越えた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


9 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「世間における一切のものは虚妄である」と知っている修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


10 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って貪りを離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


11 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って愛欲を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


12 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って憎悪を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


13 走っても疾過ぎることなく、また遅れることもなく、「一切のものは虚妄である」と知って迷妄を離れた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


14 悪い習性がいささかも存することなく、悪の根を抜き取った修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


15 この世に還り来る縁となる<煩悩から生ずるもの>をいささかももたない修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


16 ひとを生存に縛りつける原因となる<妄執から生ずるもの>をいささかももたない修行者はこの世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。


17 五つの蓋いを捨て、悩みなく、疑惑を越え、苦悩の矢を抜き去られた修行者は、この世とかの世とをともに捨て去る。──蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。



蓮華−−−蛇が南アジアでよく見かける動物であるのに対して、インドの代表的な花は「蓮華」である。そこで蓮華の例をもち出したのである。


蓮の花は日本でも仏教のシンボルの一つとして定着していますが、「蛇と蓮」を対(つい)としてとらえるのが原始仏教あるいは上座仏教において重要だということはアタマに入れておきたいものです。[中村元]



『スッタニパータ』目次

第一 蛇の章

第二 小なる章

第三 大いなる章

第四 八つの詩句の章

第五 彼岸に至る道の章



第一 蛇の章 より抜粋

三、犀の角

あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、

あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、

また子を欲するなかれ。

況んや朋友をや。

犀の角のようにただ独り歩め。


四、田を耕すバーラドヴァーシャ

わたくしが聞いたところによると、

───あるとき尊き師(ブッダ)はマガダ国の南山にある

「一つの茅」というバラモン村におられた。

そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァーシャは、

種子を播く時に五百挺の鋤を牛に結びつけた。


五、チュンダ

鍛冶工の子チュンダがいった、

「世間にはどれだけの修行僧がいますか?  どうぞお説きください。」


「ブッダのことば」スッタニパータ(抄) 中村元 訳(岩波文庫)より


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2019年06月25日

ブッダの真理の言葉

  旅に出て、もしも自分よりすぐれた者か、
 または自分にひとしい者にであわなかったら、
 むしろきっぱりと独りで行け。
 愚かな者を道連れにしてはならい

「わたしは愚かである」と
 認められる者こそ、
 賢者である。
人のことより、まずは自分から
先ず自分を正しくととのえ、
 ついで他人を教えよ。
 そうすれば懸命な人は、
 煩わされて悩むことがないであろう。


「その報いが、自分には来ないだろう」と思い、
 善行を軽く見てはいけない。
 水一滴の滴りも、つもれば水瓶をあふれさせる。
 心ある人は、小さな善を積み重ねて、
 いつのまにか、福徳に満たされているのである。

 堅い岩が風に揺るがないように、
 賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。
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2019年06月24日

映画『みつばちの大地』DVD

人類の食料の3分の1はミツバチによる受粉の賜物で、「ミツバチが絶滅すれば4年後には人類が滅びる」とアインシュタインはいった。

花から花へと飛んで花粉を運び、受粉を手伝ってきたミツバチ。野菜や果物など人類の食料はミツバチの受粉の恩恵にあずかっている。しかし現在世界各地でミツバチの大量死や失踪が報告されている。
祖父の代からミツバチに親しんできたマークス・イムホーフ監督は、このような事態を招いた原因を調べるため、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリアなどを取材。ミツバチを通して自然と人間との関係を見つめ直す。
さらに本作では女王蜂誕生の瞬間やミツバチのダンスなどの普段は目に触れない巣箱内の様子、ミツバチの社会性、女王蜂の交尾など、生命の力強さを感じるようなミツバチのマクロ映像を収録している。

 

●監督・脚本:マークス・イムホーフ 
●編集:アンネ・ファビニ 
●撮影:ヨーク・イェシェル/アッティラ・ボア 
●音声:ディーター・マイヤー 
●サウンドデザイン:ニルス・キルヒホーフ 
●音楽:ペーター・シェーラー 
●ナレーター:ロベルト・フンガー・ビューラー 
●プロデューサー:トーマス・クーフス/ヘルムート・グラッサー/ピエール・アラン・マイアー/マークス・イムホーフ 
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2019年06月23日

「東京三時間失踪術」種村季弘

種村:前にね、ぼく「三時間失踪術」っていうエッセイ書いたことあるのね。勤めていた頃の話なんですが、勤め帰りに家にまっすぐ帰らないで、三時間だけ全然知らないところにね、自分の家と反対の方向でもいいし、行き過ぎてもいいけれども、途中下車するっという趣味があったわけです。

(川本三郎さんとの対談「路地の博物誌」43頁)『東京迷宮考 種村季弘対談集』より



「東京三時間失踪術」から抜粋

「いまは東京を離れてしまっているが、東京に住んで勤めに出ていた頃、私は三時間失踪という忍びの術をよく使った。勤めの時間が終わると、自宅とは反対方向の電車、バスに乗る。ときにはそれを乗り継いで、何の用もない界隈でふらりと途中下車する。そこで三時間程だけ町を流す。場末らしい商店街が続き、それが途切れると横丁が四通八達して、家々の前には植木鉢の木棚があり、子どもの赤い三輪車がころがっている。魚を焼くにおいがする。磨硝子の窓ごしにテレビの明滅する輝きが映り、少女が家のなかのだれかを呼んでいる声がする。

 それだけである。たったそれだけの町の気配を横丁づたいに歩きながら確かめる。自分が恐ろしく遠いところから、場違いに見知らぬ町にまぎれ込んでしまったという感情がにわかにこみ上げてくる。

 それは根のない東京人特有の感情だ。自分のいるべき場所はここではない。かといって帰るべき具体的な故郷があるわけではない。背中がぽっかり抜けて、その空洞感がどこにもない宇宙の果てのようなところにつながっている。

 そういうヤケッ八みたいに風の吹き抜けている気分は、東京人だけが東京で味わえる感情なのではあるまいか。味もそっけもない空洞感、それでいてそのささやかな空洞感がつながっている遠い広大な空無の故郷へのノスタルジー。それが味わいたさに、夕刻の三時間だけ失踪してはそしらぬ顔で自宅へ戻っていたのである。」

『晴浴雨浴日記』(河出書房新社)収録


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「世界は動いている。世界は確実に動いてどんどん先へすすみ、自分一人だけがとりのこされている。そう思った。」

(種村季弘・同書「教養三日論者」より)

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2019年06月22日

笑う犬

考古の出土からの「笑」う字は、「竹かんむりに犬」。説文では「竹に犬」と説明解釈して「喜び也。竹と犬からなる。」
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 宋の時代に王安石は「字説」では、竹で犬を鞭して笑うと、笑の字の源を解釈している。これに対して苏东坡の「竹で馬を鞭すれば「篤」となるか、竹で犬を鞭すればどうして笑いになるのか分からない揶揄に会った。
 犬を鞭打てば、犬は硬く尾っぽを挟み、体を曲げて歯をむき出す。威嚇の表情をして唸り声を上げる。
 人は大笑いする時は口を大きく開けて、犬歯をむき出す。人は大笑いする時に体を曲げて大きな声を出す。犬に鞭打つ時と姿が似て、古人の生活観察の細かい感性をみることができる。
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2019年06月21日

ルネ・ドーマル『類推の山』(巖谷國士訳・白水社)

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非ユークリッド幾何学にして、象徴的に真実を物語る、登山冒険の書。


『私はさらに、岩と氷を克服することによって自分の肉体を克服したときに人が思考をゆりおこす、あの重苦しさと不器用さとをもって、いっそう真面目に考えはじめた。私は山について語るのではなく、山によって語るだろう。この言語としての山によって、地を天にむすぶ道であるもうひとつの山のことを語るだろう。』1952年没後の刊。

 神話に現れる山の象徴を研究していた登山人は、この象徴の山を「類推の山」という。通常の手段では近づけないけれども、地を天に結ぶ理想郷である。麓には近づけるが峰には近づきがたく、唯一のもので実在する「類推の山」を目指す。考えに共鳴する者へ現れるに及んで、探検隊を組織してエベレスト山より高く聳える姿を見るという。

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「山について語るのではなく、山によって語る」

「牛を飼育するかわりに、直接ビーフステーキを栽培できるはずだ」

アーリア人から伝えられた〈奥義〉は哲学、神秘学、詩の3つの道で伝えられたが前2者は堕落して、残る詩だけが今に〈奥義〉を伝えているという。

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類推の山=地と天を結ぶ絆=人間が神性を得るために必要な抽象的な山に登るのだった。そこには高次の人類がいる。錬金術における「賢者の石」に相似する。観念の中にある至高点を小説によって実体化させる試み、類推の山の麓で語られる神話は、神秘主義の要諦を示す物語。


未完の書について要約(ヴェラ・ドーマル)

「私は死んでいる、なぜなら欲望がないから。私は欲望がない、なぜなら所有していると信じてるから。私は所有していると信じている、なぜなら与えようとしないから。与えようとすると、何も所有していないことがわかってしまう。何も持っていないとわかると、手に入れようとする。手に入れようとすると、何者でもないことがわかる。何者でもないと、何者かになりたくなる。すると、見えてくる―――。」

映画監督ホドロフスキーが「ホーリーマウンテン(The Holy Mountain)」として1973年に映画化した。


ルネ・ドーマル(1908〜1944)

北フランスに生まれ、シュルレアリスム運動の影響下に成長して、同人雑誌「大いなる賭け」(ル・グランジュー熱演、全力投球、タロットカードの一揃えの意味)を活動の拠点とした若い詩人たちのグループで1927年頃から年長のシュルレアリストたちと交流して、1930年に決別する。

ロラン・ルネ・ヴィルによる「序」、ヴェラ・ドーマルによる「後記」、遺稿から発見された「覚書」を収録。


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2019年06月20日

ミツバチの会議: なぜ常に最良の意思決定ができるのか トーマス・D. シーリー (著), Thomas D. Seeley (原著), 片岡 夏実 (翻訳)

新しい巣をどこにするか。群れにとって生死にかかわる選択を、ミツバチたちは民主的な意思決定プロセスを通して行ない、常に最良の巣を選び出す。
その謎に迫るため、森や草原、海風吹きすさぶ岩だらけの島へと、ミツバチを追って、著者はどこまでも行く。
こうしてミツバチから学んだ集団意思決定は、人間にも応用でき、既に著者が大学の教授会で実践し、その効果を実感している。

出版社からのコメント「プロローグ」を以下の出版社のページで確認することができます。
http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1462-0.html

内容(「BOOK」データベースより)013/10/14
新しい巣をどこにするか。群れにとって生死にかかわる選択を、ミツバチたちは民主的な意思決定プロセスを通して行ない、そして常に最良の巣を選び出す。ミツバチの好みを探るため、作った巣箱の数は252個。ある時はミツバチ用ランニングマシーンを開発し、またある時は、自動車修理工場で入手したゴム製のホースで、ミツバチの笛鳴らしの音に聞き耳をたてる。1950年代、ドイツのリンダウアー教授が始めた、ミツバチの家探しについての研究を引き継いだシーリー先生の、ミツバチへの熱い愛と好奇心がほとばしる。フィールドサイエンスの醍醐味を伝える好著。
著者について
シーリー,トーマス・D. 1952年生まれ。米国ダートマス大学卒業後、ハーバード大学でミツバチの研究により 博士号を取得。現在コーネル大学生物学教授。著書に『ミツバチの知恵』(青土社 1998)などがある。


蜂蜜だけに限らず蜜蜂のおかげで果物や野菜が結実すると、あまり知られてはいない。蜂の個体と集団の生活が生殖と分蜂に関わる。共有価値を見出すのが難しい人間社会には、利害が衝突する紛争につながりやすい。共有点ではなく相違点を強調するとまとまり易いのと無関係ではない。人間だけが地上に存在するのではなく、人間だけが「高等」なわけでもない。
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2019年06月19日

スイスの隠秘学者、タロット研究家オズワルド・ウィルト

スイスの隠秘学者、タロット研究家 Wirth, Oswald(1860-1943)

オズワルド・ウィルト 1860年8月5日、スイスのブリエンツァー湖畔にて出生。父は画家、母はカトリック。19歳にして渡英、ロンドンの会計士として身を立てる。22歳にして仏国陸軍に志願入隊。1886年の除隊後は磁気治療士を名乗る。神智学とフリーメーソンリーに関わり、1887年にはスタニスラス・ド・ガイタ侯爵の知遇を得る。侯爵秘書となり、翌1888年の薔薇十字カバラ団の創立に参加している。
父の画才を受け継いで、1889年にド・ガイタの指導の下でマルセイユ版をレヴィ/魔術的に修正したタロット22枚作成。
1896年のド・ガイタの死去に伴い、新たな職を求めて植民省図書館の司書として就職。地道に生活する一方フリーメーソンリー関連の研究に没頭する。タロット関連の発表を行いつつ1927年に定年退官。1943年3月9日、ウィーンにて死去。

参考「魔術人名録より」 http://elfindog.sakura.ne.jp/view.html 

主要著作
Le Tarot, des Imagier du Moyen Age, Emile Nourry, Paris, 1927.: Eng tr. as The Tarot of the Magicians, Samuel Weiser, New York, 1985.
Stanislas de Guaita, souvenirs de son secretaire, Editions de Symbolisme, Paris, 1935.
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2019年06月18日

『中世絵師たちのタロット』オズヴァルド・ヴィルト 著

今野喜和人 訳 2019/06/20  A5判 370頁

◆鏡リュウジ氏(占星術研究家)推薦

「“神秘なるタロット”の揺籃はフランス。その聖地で生まれた、タロット教義の源流を辿る貴重な宝の書がついに姿を現した!」

◆アンドレ・ブルトンに大きな影響を与え、種村季弘の重要なソースともなったタロット解釈の歴史的名著がついに邦訳なる! スタニスラス・ド・ガイタの慫慂により、ヴィルト自らが、神話世界、天文学、占星術、カバラ、ヘブライ文字、フリーメイソン、錬金術など、多種多様な神秘思想に基づいて制作したタロットに秘められた深遠なる意味が解き明かされる。序文=ロジェ・カイヨワ

◆巻末には貴重な1889年版、切り取って使うことのできる1926年版のカードをオールカラーで収録。

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著者紹介

オズヴァルド・ヴィルト (オズヴァルドヴィルト)1860年スイスのブリエンツで生まれる。画業を営む父から画家の道を勧められるが、ロンドンに出て会計士、後にフランスで文書館員などとして働く。フリーメイソン入団を契機に様々な神秘思想に触れ、メスメリズム(動物磁気説)による病気治療も実践する。パリでスタニスラス・ド・ガイタと出会った後、さらに隠秘学を究め、フリーメイソン内部での宗教的象徴研究をリードして、雑誌『シンボリズム』の発刊にも力を尽くす。ガイタから勧められたタロット制作と研究の成果は『中世絵師たちのタロット』(Le Tarot des Imagiers du Moyen Age, 1927)に結実し、タロットの歴史において重要なエポックとなった。1943年フランス中西部のヴィエンヌ県で死去。

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『中世絵師たちのタロット』目次


ロジェ・カイヨワによる序文

亡きスタニスラス・ド・ガイタに捧ぐ

はしがき


第一部 タロット――全体考察および論理的区分の考察


 T ― タロットの起源

     遊戯用のカード

     いわゆる『トートの書』

     テラフィム

     実証的データ

     イニシエーションとしてのタロットの価値

 U ― タロットの秘密を明らかにする表徴

     〈輪〉

     反対物の類似

     ヤキンとボアズ

     タロットの軸

     アルカナの第一グループ

     解明のための置換

     アルカナの第二グループ

     第三グループ

     最終グループ

     11個のペア

     四項対比

 V ― カバラとタロット

     21という数字

     三項の法則

     神智学的操作

     セフィロート

     三×三項

     総合的な三項

     三つの七項

 W ― 占星術・天文学とタロット

     黄道十二宮

     黄道十二宮外の星座

     ギリシア天球図の全体的象徴

 X ― シンボリズムの諸観念――形体と色彩

     四つの表意記号

     円

     十字

     惑星の記号

     三角形

     四角形

     色彩

 Y ― タロットとヘブライ文字


第二部 中世の秘められた知恵に関わる22のアルカナのシンボリズム


 象徴の言語

 T ― 【奇術師】

 U ― 【女教皇】

 V ― 【女帝】

 W ― 【皇帝】

 X ― 【教皇】

 Y ― 【恋する男】

 Z ― 【戦車】

 [ ― 【正義】

 \ ― 【隠者】

 ] ― 【運命の輪】

 Ⅺ ― 【力】

 Ⅻ ― 【吊るされた男】

 ]V ― 【死神】

 XIIII ― 【節制】

 XV ― 【悪魔】

 XVI ― 【神の家】

 XVII ― 【星】

 XVIII ― 【月】

 XVIIII ― 【太陽】

 XX ― 【審判】

 XXI ― 【世界】

 XXII ― 【狂人】


要約と総括


 T ― 宇宙創成論の概略

 U ― タロットから導き出されるイニシエーションの課程

 V ― ヘルメス哲学に照らして見たタロット

 W ― タロットとフリーメイソンの対応


第三部 占術に応用されたタロット


 T ― 想像力

 U ― 占いの術

 V ― 占術の道具

 W ― タロット占い

 X ― 託宣の解釈

 Y ― 解釈の例

 Z ― 占いの術に関する現実

     結論


補遺 本文に挿入されたパンタクルのシンボリズムに関する概略


     様々なパンタクル

     円、六芒星、〈まんじ〉

     ヘルメス思想

     薔薇十字とフリーメイソン

     占星術

     神話学

     タロット


 索引

 訳者あとがき

https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336063465/


今野喜和人 (コンノキワヒト)1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、静岡大学教授。専攻、比較文学比較文化。著書に『啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006)、訳書に、フランソワ・ダゴニェ『面・表面・界面』(法政大学出版局、1990、共訳)、『キリスト教神秘主義著作集17 サン=マルタン』(教文館、1992、共訳)、『十八世紀叢書] 秘教の言葉―もうひとつの底流』(国書刊行会、2008、共訳)、[ルイ=クロード・ド・サン=マルタン]『クロコディル―一八世紀パリを襲った鰐の怪物』(国書刊行会、2013)、『中世絵師たちのタロット』(国書刊行会、2019)他がある。

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世界の植物は予想より約500倍早く絶滅している

6月10日に科学誌「ネイチャー エコロジー&エボリューション (Nature Ecology&Evolution)」に発表された新しい研究によれば、今、地球は「植物を生かせておくことができない病」に苦しんでいる。

世界中の 33万種を超える種子を持つ植物の個体数を分析した後、研究者たちは、西暦 1900年以来、地球上で、毎年約 3種類の植物が絶滅し続けていることを発見した。この絶滅の率は、自然に植物が絶滅するとされる率より 500倍高い。ここには、ほとんどの木や花、そして果実をつける植物が含まれている。当然のことながら、この非常に高い絶滅率には、人間活動が大きく関与している。

研究者は以下のように言う。「この現代の植物の絶滅の地理的パターンは、動物の絶滅の地理的バターンと驚くほど類似しているのです」研究チームは、報告されたすべての植物の絶滅の約半数は、人間の活動によって引き起こされた環境の変化に対して植物種がより脆弱な、孤立した島々で起こったことを見出した。

たとえば、ハワイ島では、1900年以来 79種の絶滅が報告されており、ハワイ島は、植物種にとって最も危険な場所であることが証明された。他に植物の絶滅率が高いのは、南アフリカのケープ州、モーリシャスの島々、オーストラリア、ブラジル、インドなどだった。

これらの結論に達するために、研究者たちはあらゆる科学誌と植物のデータベースを徹底的に調べた。それは、先駆的な植物学者であるカール・リンネによる 1753年の植物概論『植物の種』から始まり、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種を定期的に更新するレッドリストにまで至る。レッドリストは、世界中の絶滅の危機に瀕している動植物の包括的なリストを示すものだ。

さまざまな絶滅報告を組み合わせてクロスチェックした後、研究チームは、その結果を植物の自然な状態での絶滅率と比較した。2014年の調査では、植物の自然の状態での絶滅率は、1年間で 100万種あたり 0.05から0.35になることが計算された。1753年以来およそ 1,300の種子植物が絶滅の危機にあると宣言されていたが、それらの主張の約半分が最終的には誤りであることが証明されたことも研究者たちは見出した。その時代からの過去 250年間に、絶滅したと考えられていた 400種以上の植物が再度発見されており、他の 200種が他の生物種として再分類されている。これにより、過去 250年間で約 571種の絶滅が確認され、年間 100万種あたり約 18〜26種の絶滅が起きていると計算された。

そして、この研究が示す、もっと厄介なことは、研究者たちが見出したこの高い植物の絶滅率は、すでに絶滅したか、または絶滅の危機に瀕している植物種の実際の数として過小評価である可能性が非常に高いことだ。


記事「インデープ」地球の植物は、予測されていたより「500倍の速度で絶滅し続けて」いる。そのような大量絶滅局面の中で「人間の最大の共生者としての植物」を振り返るhttps://indeep.jp/worlds-plants-are-going-extinct/ より引用

 地球上で過去250年間に600種近くの植物が絶滅していたことが、新たな研究で分かった。この数は同時期に絶滅した鳥類やほ乳類、両生類の2倍以上に相当するという。


英王立植物園とスウェーデン・ストックホルム大学の研究者らが10日、オンライン科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション」に論文を発表した。

それによると、250年の間に世界で絶滅した植物は571種。人間の影響がなかったと仮定した場合に比べ、最大500倍のスピードで絶滅が進んでいる。動物が絶滅するスピードも同じく、本来の1000倍以上に達しているという。

執筆者の一人は、植物の絶滅はこれまで見過ごされがちだったと指摘。「この数百年で絶滅したほ乳類や鳥類の名前は言えても、植物を挙げられる人はほとんどいない」と話す。

特に離島や熱帯、地中海沿岸など、人間活動の影響を受けやすい独特の種が多くみられる地域で絶滅が進んでいるという。限られた地域にしか生息しない珍しい植物が、絶滅に追い込まれたというケースは多い。

チームによれば、植物は人間に酸素や食物を提供し、世界の生態系の基幹となっている。その絶滅は人間をはじめ、あらゆる種に影響を及ぼす。

この研究では一方で、すでに絶滅したと考えられていた430種が再発見された。ただしそのうち9割は絶滅の危険性が高いことも分かったという。

国連が先月発表した報告書では、世界の動植物800万種のうち、100万種が絶滅の危険にさらされていると指摘されていた。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-35138327-cnn-int


生物学者によると、新種の動植物を発見する試みは比較的盛んな一方で、既に絶滅した、あるいは絶滅寸前の植物はあまり顧みられていないとのこと。そんな中、既知の植物に対する大規模な追跡調査の結果、人類は自然界の500倍もの速度で植物を絶滅させていることが判明しました。


https://gigazine.net/news/20190611-plant-extinction-500-times-faster/


https://news.biglobe.ne.jp/trend/0616/kpa_190616_9765164337.html

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2019年06月17日

タロット図案制作その12

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輪の中心にいるのは「世界」へ羽ばたき舞う両性具有者である。
四隅には世界を構成する四要素のシンボルが描かれている。 

他のアルカナのカードに比べて、シンボリズムの情報が多いので、「運命の輪」と「世界」は図版サイズを大きく描いた方が作画作業が円滑に進める。
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ペン筆入れて22枚大アルカナ図案制作の完成ですね。
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タロット図案制作のページ
http://pengiin.seesaa.net/category/27016971-1.html

タロットカードの作り方
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百合特集する雑誌メディア

早川書房のSF雑誌「SF マガジン」2019年2月号の特集は「百合」(女性同士の恋愛や友情)だった。年度最大の部数を用意していたが予約が殺到して、発売前に重版されて創刊以来の売上3版まで増刷された。

https://www.hayakawabooks.com/n/n92ff741b5e97


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「ダ・ヴィンチ」2018年3月号(KADOKAWA)では、「尊い!女の子と女の子」と題した“百合”作品の特集が展開。


“百合ファン”が好きなんです。本誌初の百合特集(編集長)

https://ddnavi.com/news/434688/a/



「百合」を巡る座談会

https://ch.nicovideo.jp/ohrandoh/blomaga/ar1420026


On 30 Sep 2018 @animateinfo tweeted: "百合部の部長たちがツイッター上で百合 作品について語る「#百合部座談会」


「ユリイカ 」2014年12月号 特集=百合 文化の現在。女性の同性愛や、女性同士の恋愛に似た友愛、憧れの感情などを指す「百合」にフォーカス。『マリア様がみてる』原作者・今野緒雪へのインタビュー、吉屋信子や氷室冴子、多和田葉子、宮本百合子らの小説作品を題材として取り上げた。。インタビューには漫画家の月子、天野しゅにんた、脚本家の綾奈ゆにこらが登場して、アメリカの百合振興団体「Yuricon」代表エリカ・フリードマンが寄稿。漫画やアニメ、歴史、映画、レズビアンカルチャーとの関係性といった様々な視点から「百合文化」を紐解。表紙には志村貴子の描き下ろしイラストが使用。


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男の娘とLGBTの試練

タロット「世界」のカード図案を作画するにあたって、今回最も参考にしたのは令和における「男の娘」現象と文献だった。
アンドロギヌスという架空の両性を往き来するキャラクターではなくて、女性ホルモンを10代から摂取して、性別適合手術をした人々が増えていくことに感心を持った。
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【男の娘・おとこのこ】男性でありながら娘のような女性にしか見えない容姿と内面を持つ者を指す言葉。服装や化粧を整え女性として生活していることも多い。現在では内面に関係なく、女装行為を行う男性の自称として広い概念で扱われており、女装行為を行う男性自身が名乗るケースも多い言葉となっている。(wikipedia)より

社会的に「性同一性障害」が浸透して、「性はグラデーション。この世は単純に男と女には分けられない」と多くの人が理解する時代となった。しかし自分の性別を、男にも女にも、二つのグラデーションの中にも見つけられない人もいる。カミングアウトする【女の子・ムスコ】も増えているそう。
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[LGBT エル・ジー・ビー・ティー
女性同性愛者、男性同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの各単語の頭文字を組み合わせた表現である。 LGBTという用語は「性の多様性」と「性のアイデンティティ」からなる文化を強調するものであり、「性的少数者」という用語と同一視されることも多々あるが、LGBTの方がより限定的かつ肯定的な概念である。(wikipedia)より

以下の頭文字から成り立つ。

レズビアン(Lesbian)ゲイ(Gay)

バイセクシュアル(Bisexual)

トランスジェンダー(Transgender)

“自身の性と心の性が一致しないが、外科的手術は望まない人”。性自認が生まれた時の身体的性別と一致しない状態にある人を示す広い概念。


「『13人に1人がLGBT』って、信じていいの?」 「報道で耳にする『同性パートナーシップ』ってなに ?」 「LGBTに変わって『SOGI』が使われだしたのはなぜ ?」 「性分化疾患(インターセックス)に関する新しい情報など書籍が多く出ている。


「世界」の概念を突き詰めると性同一性の試練を「障害」とは取れない。タロットには性分化の概念も展開されていたことに、今回の図案制作では気づいたのだった。

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「参考図書・web】

「男の娘たち」川本 直(河出書房)

「12階から飛び降りて一度死んだ私が伝えたいこと」高野真吾 (光文社新書)


朝日新聞記者・高野真吾さん

https://withnews.jp/articles/writer/208/1

迷いウサコさん

https://uu-s.tumblr.com/


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2019年06月16日

タロット図案制作その11

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タロットの大アルカナ「世界」は宇宙という意味もあり、カード番号は「21」で、前のカードは「20 審判」である。古い時代のタロットではマルセイユ版で「番号無し」の「愚者」を「22」に置いて「世界」の次のカードとしたり、逆に「世界」を「22」・「愚者」を「21」されたものがある。
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輪の中心にいるのは「世界」へ羽ばたき舞う両性具有者である。
デビットボゥイが演じたジギースターダストの様な、性別を超克して世界の中心に存在する。
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四隅には世界を構成する四要素のシンボルが描かれている。風地火水の象徴は、様々な生命体として現れている。
両手に持たれているのは、男性的と女性的なモノを意味して、「愚者」から「奇術師」へ変転する予感に満ちている。
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