2019年06月04日

『ギュルヴィたぶらかし(Gylfaginning)』スノリ・ストゥールルソン

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スウェーデンの王ギュルヴィとオーディンの質疑応答で、北欧神話から世界の創造より滅亡と再生までの物語を、エッダ詩やスカルド詩からの引用とともに記される。


初めにゲフィオンによる国引き神話が挿入。この事件でゲフィオンによって国土を削られたスウェーデン王ギュルヴィは、アースの神々の力を知りたくなりガングレリと名乗ってアースガルズルを訪れようとした。それを察知した神々はギュルヴィに幻術をかける。


ガングレリはヴァルハラの館に着く、宿を請うと3人の男の前に通される。ハール、ヤヴンハール、スリジという。食事を与えらて、ハールから他に必要なものはないかと聞かれた。この中に物知りがいれば尋ねたいと答え、3人と問答が始められる。


ガングレリは「最も偉い神は誰であるか」と問う、ハールは「それはアルファズル(オーディン)である」と答えた。次々と質問を投げかけて、天地の創造、人間の創造、ユグドラシルについて、アース神とアース女神、フェンリルの捕縛、フレイとゲルズの結婚、ヴァルハラについて、アースガルズの城壁建設、トールとロキのウートガルズルへの旅、バルドルの死、ロキの捕縛、ラグナロクなど、多岐に渡った。


ラグナロク後の世界再生のまで語り終えると、ハールは「これより先のことは誰も知らない。ここまでで満足せよ」と告げる。気が付けば館も人々もなく、ガングレリは何もない草原の上に一人立っていた。その後国に戻り、見聞きしてきた事を人々に語ったという。


アイスランドの詩人スノリ・ストゥールルソン(Snorri Sturluson)による『エッダ』の序章「
ギュルヴィたぶらかし」より。
posted by pengiin at 10:19| 東京 ☀| Comment(0) | フォーロアー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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